知り合いのウェブサイトをホスティングするにはどこがイイのか考えてみた。その2
前回で結論出た(ていうかAWSやってみたい)になったはずが、更によくよく考えてみたら・・
Tumblrで良いんじゃね??
・・ていう気になってきました。。
小さい会社のホームページと個人ブログ
そもそも対象にしていた知人のサイト、運営に手間(&お金)をかけたくない度で言えば、私の個人ブログとどっこい(かそれより手かけられないだろう・・)
私の場合、はてなブログの無料版で今のところ全く問題なしなので、知人のホームページもそのくらいの手軽さで良いのでは・・・
ブログじゃダメっぽい理由を考えてみた
- いかにもブログっぽいページレイアウトってどうかと思う。。
- 普通のホームページみたいに、自社独自の!ってバリバリカスタマイズできないとそれっぽくない!
- 「会社の紹介」みたいなページが、ブログの過去記事みたいに、どんどんアクセスしづらい状態になってったら困る
- 勝手に広告入るとかあり得ないでしょ
つまり、
- やっぱstatic pageが欲しい
- ある程度のサイトの構造が欲しい
- 変な広告は入らない
てとこかな。。
でも本当の静的サイトだと困るんじゃない?
- 自分でHTML編集できない
- サーバーにファイルのアップロード??なにそれ?
- 「ここちょっと変えて」欲しいだけなのに、Web制作出来る人ににイチイチ頼むの、面倒くさい。パパっと出来ないの?
- 「お知らせ」に1行追加するとかなのに、なんでイチイチ面倒くさいの;;(他者とのコミュニケーションが入ってるせいです)
自分でHTML編集出来て、サーバーにアップ出来ればそれで良いので ホントはそんなに面倒ではない。
それTumblrで出来るよ!
Tumblrで出来ること(ざっくり)
- 簡単に記事が投稿できる
- デザインの自由度が非常に高い
- ブログだがブログ記事とは関係ないstatic pageも作れる
- 無料で広告が入らない
- 独自ドメイン指定して無料
- おしゃれなデザイン
十分じゃないかと。。
そもそもな話Webページとは・・
以下はちょっと細かい話。
世の中でWebページ、と呼ばれているようなものでも色んな種類がある。
ものすごくざっくり2種類に分類すると
- 静的サイト
- 動的サイト
に分類できる。
静的サイト とは
Web server (Apache Httpd や Nginxなど)というサーバープログラムだけで配信されるページのこと。 それ以外のサーバーサイドプログラムは動いていない。
基本的にはHTMLで書かれたコンテンツが、そのまま配信されるイメージ
動的サイト とは
Web server以外にサーバーサイドプログラム(Java ServletやRuby on Railsなど)が動き、データベースから取り込んだデータをページ内に組み込んだり、Webサイトからデーターベースを更新したりするようなサイト。
ユーザーがログインできて、自分だけのコンテンツが見れたりするサイトはこっちに含まれる。
ブログサービスなんかで、ブラウザで自分の記事が書けるサービスなんかを想像してください。
動的サイトを自分で運営するのは結構大変。 Web serverだけじゃなく、Application Server, Databaseも自分で運用する、ということ。
動的サイトとしてどっかの会社が運営しているサービスの利用者になるとは大きく違うので注意。
WordPressなんかのCMSを選ぼうとしている場合、こちらの「動的サイトを自分で運営する」に相当する。
では、ホスティングサービスを探す とはどういうことか?
自社サイトのホスト先を選定するにあたって、そのサイトが「静的サイト」の場合、どこのホスティングサービス選んでも使える。 (ここでは品質は問わない)
「動的サイト」の場合、ホスティングサービスが提供する環境もしっかりチェックしなければならない。 動作可能なプログラムやデータベース、ディレクトリの権限等も。
無事選定が終わった後も、 データベースに保存しているデータの管理(バックアップなど)や、プログラムのセキュリティ対応等、相当な運用の手間を覚悟すべし。
これらの注意点を何となく頭に入れた上で、作りたいサイトは何が必要か考えてみる
ここで選択肢は3つ
運用コストの低い順
- 動的サイトとしてどっかの会社が作ったサービスを利用
- 静的サイトを自分で運用
- 動的サイトを自分で運用
「既存サービスの利用」での注意点
ぱっと思いつくのは以下の3点くらいかな。。
- そのサービスが対応していないことが実現出来ない!
- そのサービスが障害を起こしてサイトにアクセス出来ない時、何も出来ない
- そのサービスが突如廃止された時や、他のホストに引っ越したい時はちょっと大変
そのサービスが対応していないことが実現出来ない!
上述のTumblrでできることで満足なのであれば、Tumblrで大丈夫。
そのサービスが障害を起こしてサイトにアクセス出来ない時、何も出来ない
これはどこでホスティングしていても、発生することなので、「○○がポカったからサイト見れないんです~」が通る規模の会社の○○ならOKなんじゃないかと個人的には思う。
例えば、楽天にECショップ出してて、楽天で障害が発生、半日ショップが営業出来ませんでした。ってなった時に、自分のサイトのお客さんに「楽天で障害があったんですよ。ごめんね~」で「そうか~それならしょうがない・・」ってなるのであれば、大丈夫ってこと。
自分で運用するサーバーで障害発生する率を考えたら、Tumblr(世界で1億以上のユーザーが使ってるサービス)とどっちが安全そうか、って判断出来ると思う。
そのサービスが突如廃止された時や、他のホストに引っ越したい時はちょっと大変
最後が意外と大変かも。
さっきのざっくり分類で「静的サイト」に分類されるサイトを移行する場合、基本的にはファイルのコピーで大丈夫。
それに比べると、API経由でデータ引っこ抜いて色々やらなきゃいけないので、プログラマじゃないと難しいかも。
Tumblr->WordPressとかは引っ越し側のWordPressの方でデータ抜き出しをめんどうみてくれるインポート機能があったりするらしい。
いずれにせよ、そういうの無くてもTumblrに関してはAPIが用意されているので、まともなプログラマであればちゃんとデータのお引っ越しは出来る。
APIのないブログサービスを使ってしまうと、データのエクスポート機能が備わっていない場合、自分のサイトなのに一生懸命スクレイピングするハメになる・・
まとめ
というわけで、知人にはTumblrを押してみようと思います。
最初の構築やら、テーマのカスタマイズやらは面倒みるし、最後の引っ越しも面倒みるから、ってことで。。
ある程度形が出来上がれば、自分で自由に記事をポスト出来るって、イイと思う。